シュレーゲルアオガエル(Zhangixalus schlegelii Günther, 1858)

地域資源名 シュレーゲルアオガエル(Zhangixalus schlegelii Günther, 1858)
Category 1 自然遺産
Category 2 動物
タグ 両生類
時代・年代
市町村 松江市
場所 松江市 西持田町
座標(緯度)
座標(経度)
標高(m)
概要  分類
 両生綱・無尾目・アオガエル科・アオガエル属

 分布
 本州、四国、九州

 形態
 体長は最大5.5㎝程。モリアオガエルと酷似するが、ひとまわり小さいこと、虹彩が黄色、皮膚がすべすべしていること、四肢が短い、水かきや吸盤、指が小さいこと(モリアオガエルは最大8㎝、虹彩は赤色、肌質はざらつき四肢、水かき、吸盤が比較的発達すること)で見分けられるが、そもそも比較が必要で、その上個体差があり両者ともつかない個体がいる。また幼体の識別は成体と比べ困難。
 またニホンアマガエルとよく混同されるが、本種と違いニホンアマガエルは鼻先から目、耳にかけ黒線が存在する。

 生態
 低湿地(水田など)やその周辺の森に生息し、ため池など止水の水場で4月から6月ごろに泡状の粘液に包まれた卵塊を、田んぼの畔などの水場のそばの土中に産む。幼生は水中で生活し、上陸すると陸棲生活を始める。成体は小型昆虫やミミズなど、幼生はデトリタスや藻類などを食べる雑食性。

 その他特記事項
 本種は真緑で植物の葉と見分けがつきづらいため、街灯によく集まるニホンアマガエルと比べあまり身近ではない。日本固有種。
文献 広島大学デジタルミュージアム https://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~main/index.php/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%AC%E3%82%A8%E3%83%AB
シュレーゲルアオガエル:Web両爬図鑑 https://herpetology.raindrop.jp/zhangixalus_schlegelii
松橋利光 『くらべてわかるカエル』山と渓谷社
所有・管理 牧山優太(島根大学エコロジーネットワーク)
画像著作権者
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