ニホンアシカ剥製標本

地域資源名 ニホンアシカ剥製標本
Category 1 自然遺産
Category 2 動物
タグ 県指定 天然記念物 島根大学
時代・年代 1886(明治19)年2月
市町村 松江市
場所 松江市 美保関町
座標(緯度) 35.485757
座標(経度) 133.069282
標高(m)
概要  1体。全長1,413mm。アシカ科アシカ属・オス・幼獣
 ニホンアシカは、かつては日本海西南部海域を中心に多数生息していた。しかし、江戸時代から明治時代にかけて大量に捕獲され、とくに日本海の竹島周辺で毛皮や食用のために大規模に捕獲されたため、1970年代以降、捕獲、目撃の記録がなく、絶滅したものと考えられている。
 ニホンアシカの剥製標本は全世界に約19体しかなく、本標本は、来歴が明確で、国内最古のものである。国外には、江戸時代に来日したドイツ人医師シーボルトが持ち帰ったものが、オランダ国立自然史博物館に3点収蔵してあるほか、大英博物館に1点あるのみで、世界的にも非常に貴重な標本である。
 2024(令和6)年2月2日、県の天然記念物に指定。実物は、島根大学総合博物館アシカルで常設展示されている。
文献 井上貴央・伊藤徹魯・武石善慈・高安克已 1993「島根大学所蔵ニホンアシカ剥製標本の記載とその意義」『山陰地域研究』9
田村葉子・井上貴央 2023「島根大学所蔵ニホンアシカ剥製標本に関する新出史料とその意義」『島根史学会会報』第61号
所有・管理 所有:国立大学法人 島根大学 管理:島根大学総合博物館
画像著作権者
関連リンク1 http://museum-database.shimane-u.ac.jp/specimen/411
関連リンク2 https://sumuseum.blogspot.com/2009/05/3.html
関連リンク3 https://ir.lib.shimane-u.ac.jp/54489
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